猫のことわざ・故事成語

獅子吼

説明 猫的解釈 雑学 文例

【意味】

獅子が吼(ほ)えると百獣が恐れ伏すほどの威力がある。

仏が仏法を説くときも同じように威力があり、悪魔や邪法が説破されるということのたとえ。

また、おおいに熱弁をふるって真理や正義を説くこと。

「師子吼」とも。

【出典】「法華経」勧持品(かんじほん)。

【類】

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【対】

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【外国では】

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【猫的解釈】

寝転がって鳴いている猫

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【雑学】

『勝鬘経(しょうまんぎょう)』

『勝鬘経』は、大乗経典の一つ。日本に仏教が取り入れられた初期のころに、聖徳太子がまっさきこの経典を選んで注解書を書いたことにより、後代の日本の仏教界に大きな影響を与えた。説法者が勝鬘夫人という、在家の女人(王妃)であるという点でも、特異な経典である。

以下、中村元 現代語訳大乗仏典(シリーズ・全7巻) 「3『維摩経』『勝鬘経』」p.75より引用。

『勝鬘経』の原名は『シリーマーラー・デーヴィー・シンハナーダ・スートラ』(Srimala-devi-simhanada-sutra)というのですが、「シリーマラー」というのは、めでたい花輪という意味です。それを漢字で勝鬘と訳しました。すぐれた花飾りということです。「デーヴィー」というのは王さまのお妃のことですが、それが師子吼(獅子吼とも書く)をした経典ということです。つまり、勝鬘という王妃が獅子のほえるように偉大な教えを説いた経典ということです。大乗仏教の精神を華麗な芸術的・哲学的表現をもって鼓吹したものです。

漢訳としては二つあります。求那跋陀羅(ぐなばつだら)(グナパドラGunabhadra)という、四世紀の終わりから五世紀にかけての人が、四三六年に漢訳した『勝鬘師子吼一乗大方広方便経(しょうまんししくいちじょうだいほうべんほうこうきょう)』一巻が有名です。この「一条大方便方広経」の意味は、すべての人が救われるただ一つの偉大な教えを、立派に方便をもって説いたお経ということです。(以下略)

賓頭盧頗羅堕(びんずるはらだ)

以下、中村元 現代語訳大乗仏典(シリーズ・全7巻) 「4 浄土経典」p.34より引用。

賓頭盧頗羅堕(びんずるはらだ)

釈尊の弟子中、獅子吼第一といわれたが、しばしば神通力をもてあそんだため、釈尊の呵責をうけた。 そのため、南天竺の摩利山に住し、仏滅後の衆生を済度することを命ぜられた。

わが国では、この像を伽藍の前に安置し、これをなでると病が治るという俗信がある。

サンスクリット語ではピンドーラ・パラドワージャ(Pindola Bharadvaja)という。

獅子吼城と根古屋神社

山梨県北杜市須玉町江草に「獅子吼城」別名「江草城」という城趾がある。 今は石垣や堀がのこっているだけだが、かつては甲信国境警備の要となる城のひとつだったという。

その城に登る入り口に「根古屋神社」がある。 「獅子吼」に「ねこや」とくれば、つい「城がライオンで信仰は猫なのか?」と思ってしまうが、残念ながらそうではないらしい。

「ねこや」とは、城山や丘陵の麓(=根の処)に立地する「屋」の意で、中世の豪族屋敷村やその土地の名となったもの。 根古屋、根子屋、根子谷などの字が当てられた。

 

獅子吼高原

石川県白山市にある後高山周辺の山岳地帯。 スキー場・人工芝ゲレンデ・高原カート・パラグライダーなど総合レジャー施設がある。

猫

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【文例】

道元
「正法眼蔵(一)」 岩波文庫 page72 ISBN:9784003331903 書評

正法眼蔵第三 仏性

釈迦牟尼仏言、「一切衆生、悉有仏性、如来常住、無有変易」。

これ、われらが大師釈尊の獅子吼の転法輪なりといへども、一切諸仏、一切祖師の頂※眼睛なり。

 

【読み方】しゃかむにぶつごん、「いっさいしゅじゃう、しつうぶっしゃう、にょらいじゃうぢゅう、むうへんやく」。これ、われらがだいししゃくそんのししくのてんぽうりんなりといへども、いっさいしょぶつ、いっさいそしのちん〔にん〕がんぜいなり。

【注】※=旧字体の「にん」、へん「寧」につくり「頁」を書く。

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