猫のことわざ・故事成語

虎に翼

虎に羽

虎に角

獅子に鰭

説明 猫的解釈 雑学 文例

【意味】

そうでなくとも強い虎や獅子が、さらに鳥の翼や魚の鰭を得れば、空や水の中でも力を発揮できるようになり、ますます強くなる。

勢力のある者が、さらに別のものを加えて、いっそう勢力のある者になること。

もともと実力のある者に、さらに力がそなわることのたとえ。

【類】

鬼に金棒 おににかなぼう

【対】

-

【外国では】

-

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【猫的解釈】

翼で飛んでいるトラ猫

トラ猫が翼を得て大群で飛んできたら大変だ・・・!!

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【雑学】

出典

『韓非子(かんぴし)』(虎に翼)

大型ネコ科に翼といえば

美しい女性の顔と胸、ライオンの胴・足・尾、さらに鳥の翼を持つギリシア神話の怪物といえば、スピンクス。 非常に古い時代にエジプトのスフィンクスがギリシアに伝わったとされる。 女神へーラーの命を受けてテーバイの西の山に陣取り、通りかかる人間に謎々を出しては、答えられないと取って食った。

その有名な謎々とは
「四本足、二本足、三本足があって、足の多いほど弱いのは何か。」
または
「朝は四本足、昼は二本足、夜は三本足で歩く動物は何か。」

誰も解けなかった謎を、オイディプスが見事に答えた。

「それは人間だ。子供の時は両手両足で這い、大人になると二本足で歩き、年寄りになると杖にすがる。」

謎を説かれたスピンクスは崖から身を投じて死んだとも、オイディプスによって退治されたとも伝えられる。

スピンクスからテーバイを救った功績で、オイディプスは、王妃イオカステーと結婚してテーバイ王となる。 が、その後、恐ろしい運命の悪戯により、妻イオカステーは実はオイディプスの実母であり、昔三叉路で殺した老人はオイディプスの実父であったことが知れる。 事実を知ったオイディプスは絶望して我が両目をくり抜き、イオカステーは自ら縊れて死ぬ。

精神分析学を広めたフロイトは、このオイディプス神話から、父親と敵対し母親に理想を求める男の子の心理を「エディプス・コンプレックス」と名付けた。 逆に、父親に憧れ母親を憎悪する娘の心理は「エレクトラ・コンプレックス」と呼ばれる。

角を生やして鼻が赤い猫

これじゃあ、真っ赤な鼻のトナカイさん

 

山岸凉子の『スピンクス』

上でスピンクスが出たついでに(汗)

漫画家・山岸凉子の短編『スピンクス』。 私が持っている本では、文春文庫ビジュアル版 「ハトシェプスト」に 収録されている。 母親に追いつめられる息子の、極限の心理状態を独特なタッチで鋭く描く。

ここではスピンクスはグラマラスでエロティックで肉感あふれる怪物として描かれている。 また「紙」たちの存在も恐ろしい。 あまり書くとネタバレになるので書けないけれど山岸凉子氏ならではの、鬼気迫る心理描写だ。

このマンガを読むときは、ギリシア神話のスピンクス(ピラミッドと並んで座っているスフィンクスではなく)や、それを退治したオイディプス、さらに、フロイトによる エディプス・コンプレックスの事などを知らないと、作品の深みを理解できないと思う。 機会があればぜひ読んでください。

【参考文献】
●『ギリシア・ローマ神話辞典 』 高瀬春繁著 岩波書店
●『幻獣辞典 』 ボルヘス/ゲレロ著、柳瀬尚紀訳 晶文社
●『スピンクス』 山岸凉子 文春文庫ビジュアル版「ハトシェプスト 」収録

 

さらに蛇足

翼を持った猫をテーマにした本。

●『空飛び猫』シリーズ アーシュラ・K・ル=グウィン著 村上春樹訳 講談社

●『一人で歩いていった猫』 大原まり子著 ハヤカワ文庫

獅子に鰭じゃなくて、虎猫に甲羅?

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【文例】

著者名
「書名」 page ISBN: 書評

(準備中)

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