有っても無くても猫の尻尾

あってもなくてもねこのしっぽ

【意味】

諺。有っても無くてもいいもののこと。

【参考文献】

成語林』旺文社、『広辞苑』岩波書店、『大漢語林』大修館書店、『四字熟語の辞典』三省堂、ほか。参考文献の全リストはこちら

【猫的解釈】

ボクたち日本猫はね、たとえ短くても、しっぽはちゃんとあるもんだ。 しっぽが無かったら「マンクス」って種類になっちゃう。

日本猫の短尾同士が結婚しても何も問題はないのに、 マンクスの無尾同士が結婚すると、仔猫が死んじゃうんだって。

しっぽがあると無いとでは大違いにゃのにゃ!

あってもなくても猫のしっぽ

*しっぽ写真の大集合はこちら↓

【雑学】

豆知識:しっぽの無い猫、マンクス

Manx.イギリスとアイルランドの間に位置するマン島に古くから生息していた猫。

しっぽの形状には、

  • 正常または正常に近いもの(ロンギーlongy)、
  • 尾の基部だけあるもの(スタンピーstumpy)、
  • 尾椎が小さな瘤のようになっているもの(ランピーライザーrumpy riser)、
  • 無尾(ランピーrumpie)

がある。

遺伝学上、無尾同士の交配は死産となりやすく、避けなければならない。

(無尾をもたらす優性遺伝子「M」は、ホモ(MM)状態で致死作用を表す。 ゆえに生存している無尾マンクスはすべてMmのヘテロであり、 Mm同士の交配で生じるMM子猫は出生前に死亡、 無尾のMmと有尾のmmが生まれる)。

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