猫の目星雲(キャッツアイ星雲)

猫の目星雲(Cat’s Eye Nebula、NGC6543、Caldwell 6)は、りゅう座にある惑星状星雲。

「猫の目」と名付けられたのも納得の、猫の目のような星雲画像をご覧ください。

猫の目星雲(キャッツアイ星雲)

以下、Wikipedia「キャッツアイ星雲」より。

キャッツアイ星雲[2](キャッツアイせいうん、NGC 6543、Caldwell 6)は、りゅう座にある惑星状星雲[1]である。現在知られている中で最も構造が複雑な星雲の一つであり、ハッブル宇宙望遠鏡による高解像度の観測によって、ノットやジェット、弧のような形など、注目すべき構造が明らかにされている。

キャッツアイ星雲は、ウィリアム・ハーシェルによって1786年2月15日に発見された。また、イギリスのアマチュア天文家であるウィリアム・ハギンズによって、1864年に惑星状星雲として初めてプリズム分光法によりスペクトルが詳しく調査された。

近年の研究によって、いくつかの謎が解明されている。構造が複雑なのは、中心にある連星系の星からの質量放出過程に原因の一部があるのかもしれないが、今のところは中心星が連星であるという直接的な証拠は見つかっていない。また、元素の存在量は、2つの異なる方法で測定した値の間に大きな食い違いがあることが分かっている。

元素組成比は衝突励起輝線から求める方法と再結合輝線から求める2つの方法がある。衝突励起輝線は再結合輝線に比べ、電子温度の依存性が強い。 そのため、電離ガスに温度ゆらぎがある場合、衝突励起輝線から求めた元素組成比よりも再結合輝線から求めたものの方が大きくなる傾向がある。
続き

Wikipedia

CHANDRA X-ray Observatory/NGC 6543:Chandra Reveals The X-Ray Glint In The Cat’s Eye

【注!】以下の画像はすべて、CHANDRA X-ray Observatory からダウンロードさせていただきました。この猫の目星雲の説明や画像は https://chandra.harvard.edu/photo/2001/1220/index.html にあります。英文の説明も画像と一緒についてきたものです。画像が欲しい方は CHANDRA X-ray Observatory から直接ダウンロードしてください。私のページからの孫引きは決してなさらないでください。

The Chandra X-ray Observatory image on the left shows a bright central star surrounded by a cloud of multimillion-degree gas in the planetary nebula known as the Cat’s Eye. The central star is expected to collapse into a white dwarf in a few million years. In the right panel, a composite image by Chandra (purple) and by the Hubble Space Telescope (red and green) shows where the hot, X-ray emitting gas appears in relation to the cooler material seen in optical wavelengths. A planetary nebula (so called because it looks like a planet when viewed with a small telescope) is formed when a dying red giant star puffs off its outer layer, leaving behind a hot central core.

【画像下の英文の和訳】

左のチャンドラX線天文台の画像は、キャッツアイと呼ばれる惑星状星雲で、数百万度のガス雲に囲まれた明るい中心星を撮影したものです。中心星は数百万年後に白色矮星に崩壊すると予想されています。右図は、チャンドラ望遠鏡(紫)とハッブル宇宙望遠鏡(赤、緑)による合成画像で、高温のX線放出ガスと、光学波長で見た低温の物質との位置関係を示しています。惑星状星雲(小さな望遠鏡で見ると惑星のように見えるのでこう呼ばれる)は、死にかけた赤色巨星の外層が膨張し、高温の中心核が残ることで形成される。

以上「DeepL翻訳ツール」使用
The Chandra X-ray Observatory image on the left shows a bright central star surrounded by a cloud of multimillion-degree gas in the planetary nebula known as the Cat’s Eye. The central star is expected to collapse into a white dwarf in a few million years. In the right panel, a composite image by Chandra (purple) and by the Hubble Space Telescope (red and green) shows where the hot, X-ray emitting gas appears in relation to the cooler material seen in optical wavelengths. A planetary nebula (so called because it looks like a planet when viewed with a small telescope) is formed when a dying red giant star puffs off its outer layer, leaving behind a hot central core.

※画像下の文章はどちらも同じものです。

以下、URL:https://chandra.harvard.edu/photo/2001/1220/index.html(Revised: December 11, 2020)の直訳を以下に書き出します(翻訳アプリDeepL翻訳ツールによるもの)。

左の画像。チャンドラX線観測装置のX線データから、キャッツアイと呼ばれる惑星状星雲の中で、数百万度のガス雲に囲まれた明るい中心星が発見されました。このチャンドラ画像は、X線放射の強さとオレンジ色の着色の明るさが相関しており、数百万年後に白色矮星に崩壊すると予想される星からの物質排出の様子をとらえています。このような惑星状星雲の中心星からのX線放射を観測したのは初めてで、予想外の強さでした。チャンドラに搭載されたACIS X線カメラは、1999年5月10日から11日にかけてNGC 6543を46,000秒にわたって観測しました。

CHANDRA X-ray Observatory

右の画像。この画像は、チャンドラとハッブル宇宙望遠鏡のデータを合成したもので、高温でX線を放射しているガスと、光学波長で見た低温の物質との位置関係を比較することができます。チャンドラの観測から、高温のガス (X線強度は紫色) は中心星からの風と同じ化学組成であり、外側の低温物質 (赤と緑の構造) とは異なることが分かりました。X線を放射するほど高エネルギーで高温ですが、チャンドラは高温のガスが、科学者が予想したよりも幾分低温であることを示しました。X線を放射する物質の温度は、混合が起こった可能性を示唆しているので、この結果はパズルを示しています。この矛盾は、チャンドラが観測した「生ぬるい」X線放射が、何か別のプロセスで作られたことを意味します。カラー合成画像は、Zoltan G. Levay (Space Telescope Science Institute) が作成したものである。光学画像は、ハッブル宇宙望遠鏡の J.P. Harrington と K.J. Borkowski (メリーランド大学) によって撮影されました。

CHANDRA X-ray Observatory

ほかの「宇宙猫」たち

「猫の目」といえば

ことわざ

猫名石(クリソベリル・キャッツアイ)

ねのめいし。猫眼石、猫睛石(びょうせいせき)とも。金緑石(クリソベリル Chrysoberyl)の変種で、光の効果で猫の目のような模様がでる宝石。

※注:猫目石の良いフリー画像が見つからなかったので、上はアマゾン・アソシエイトを利用した画像です。

『キャッツアイ』(CAT’S EYE)(マンガ・アニメ)

北条司による日本の漫画作品。メディアミックス展開を行っており、ラジオドラマ、テレビアニメ、実写映画などが存在する。累計発行部数は1800万部を突破。

※注:著作権問題を避けるため、この画像もアマゾン・アソシエイトを利用しました。。

キャッツアイ(シガーカット=葉巻の切り方)

葉巻をカットする方法は3つ。

  1. フラットカット=オーソドックスな切り方、葉巻の吸い口は水。
  2. パンチカット=キャップに円形の穴を開ける方法。
  3. Vカット=別名キャッツアイカット=ヘッド部分にV字の切り込みを入れて吸い口を作る方法。

いずれもそれぞれ専用のシガーカッターやシガーパンチを使ってカットするそうです。私自身は、葉巻は勿論タバコも吸わないので、味などどう違ってくるのか、全然わかりませんが。


猫の目の神秘♪

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