獅子の分け前

ししのわけまえ

【意味】

強者が弱者を働かせ、その成果を独り占めにして、弱者にはなんの分け前も与えないどん欲さのたとえ。

【参考文献】

成語林』旺文社、『広辞苑』岩波書店、『大漢語林』大修館書店、『四字熟語の辞典』三省堂、ほか。参考文献の全リストはこちら

【猫的解釈】

食べている猫をじっと見つめる猫
食べている猫をじっと見つめる猫
食べている猫をじっと見つめる猫

結局、見ているだけで終わった茶トラ猫。 これでは草原では生きていけない(汗)。
実は、この茶トラ雄は白黒雌よりこんなに大きい↓。 それでも負けるお人好し猫って・・・(^^;)

猫に寄り添って寝る猫

ハナ「お腹いっぱいになったから、布団がわりして!」
トロ「なんかボク、損な役回り?」

【雑学】

出典

『イソップ物語』の寓話に基づく。

二〇七 獅子と驢馬

獅子と驢馬とが獣を狩りに出かけました。それは獅子は力が強く、驢馬は足が速いためでした。いくらかの動物を狩りとったときに、獅子はそれを三つの部分に分けて、それを並べて言いました。「一つの部分は、王様だから、第一人者として、第二の部分は同じような協同者としてわしが頂戴しよう。その第三の部分は、もし君が逃げ出そうとしないなら、お前に非常な不幸を齎(もたら)すだろう。」

これは、何事につけても自分を自分の力通りに測って自分より力のあるものと附き合ったり交わったりしないのは立派なことだ、ということなのです。岩波文庫『イソップ寓話集』山本光男訳 page163

獅子の分け前=分捕り?(^^;)

『ライオンはなぜ「人喰い」になったか』 小原秀雄著 という面白い本がある。

人喰いといっても、低次元のホラー本ではない。 まじめな動物生態学書である。 ライオン好きネコ科好きにはたまらなく興味深い本だから、ぜひ探し出して一読されたい。

さて、その本によれば。

ンゴロンゴロ火口原でブチハイエナの研究をしたクルーク博士によれば、ハイエナが殺したヌーの31%、シマウマの26%を、ライオンが強奪したという。 またシャラー博士によれば、ライオンが食べていたトムソンガゼルの40%近くが、チーターからの強奪品だったという。

ライオンは、林の中では90%近くが自分でとったえものだが、平原では半分~40%ほどにも減る。 その分、平原では屍肉あさりが多くなるという。

屍肉の上空にはハゲワシが集まってくるが、平原では遠くからでもハゲワシがわかるので、地上のライオンにも屍肉のありかがわかりやすいそうだ。

しかしそれは逆に、ライオンが狩りに成功すれば、ハゲワシに見つかり、ハイエナやジャッカルなどもたちまち集まってくるということでもある。 そのため、ライオンといえど、捕った獲物は大急ぎで胃に収めなければならない。

草原では、早食いドカ食いでないと生き延びられない。

【参考文献】

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