鼠無きを以て捕らざるの猫を養うべからず
ねずみなきをもってとらざるのねこをやしなうべからず
【意味】
ネズミがいないからといって、飼い猫は ネズミを捕れないような駄猫でもよいというわけにはいかない、ということから 、能力のない者、役に立たない者は養っておけないというたとえ。
【参考文献】
『成語林』旺文社、『広辞苑』岩波書店、『大漢語林』大修館書店、『四字熟語の辞典』三省堂、ほか。参考文献の全リストはこちら
【猫的解釈】
ネズミを捕らない猫ではあるけど、この猫、・・・
することなすこと、楽しくて可笑しいんだにゃ。 こういう猫なら飼う意味、おおいにあります♪
【雑学】
この諺の出典
「鶴林玉露(かくりんぎょくろ)」一七
東坡(とうば)云う、猫を養いて以て鼠を捕らう。 鼠無きを以て捕らざるの猫を養うべからず。 犬を畜う(やしなう)は以て姦(=盗賊)を防ぐ。 姦無きを以て吠えざるの犬を畜うべからず。