犬は人に付き、猫は家に付く

いぬはひとにつき、ねこはいえにつく

【意味】

犬は人間(=飼い主)に従い、 猫は住み着いた場所に執着する、ということ。

【参考文献】

成語林』旺文社、『広辞苑』岩波書店、『大漢語林』大修館書店、『四字熟語の辞典』三省堂、ほか。参考文献の全リストはこちら

【猫的解釈】

これは間違って伝わっているにゃ。 正しくは

「犬は人につき、猫は家付きの人につく」

にゃんだよ。訂正してにゃ。

犬は人に付き、猫は家に付く

【雑学】

本来野生動物は家が一番大事

『人類はいつから強くなったか 古代猛獣との死闘』 (實吉達郎著)という面白い本の中に、こんな文章がある。

いったい、野生動物は「食」と「セックス」にいつも命を賭けて戦うもの、と人は思っているが、実は食物を他のけものに譲ることはある。婚交の相手も、それほど猛烈に争わないうちに、断念してしまうことは多い。

野生動物が、本当にその一命を賭して、失うまいとし、奪おうとするものは、実にこの「住居」という存在であった。「テリトリー」であり「ホーム・レンジ」であった。それは他の「食」も「性」も「繁殖育児」をも保証するものだからである。

ふつうの動物にとっては、“家”こそが大事なのである。

犬が人につくのは、飼い主が「食」と「安全」を保証するからである。 どちらも与えなければ、犬だって逃げ出す。もし逃げ出さないとすれば、それは、繋がれて飼われているから、逃げたくても逃げられないというだけだ。現に我が家に、近所で飼われている日本犬が逃げ出してきたことがある。ずっとうちの庭にいて、私が外に出ればついて歩き、「ボクはこの家の犬になりたいアピール」がすごかった。何度飼い主宅に戻されても、機会さえあればうちに来てしまう。その後は厳重につながれてしまって来られなくなったが、・・・「一代一主(その犬一代限りにおいて、主人と認めるのは只一人だけ)」を特徴とする原初的な日本犬でさえ、飼い主に「つかない」場合があるのである。まして、昔の放し飼い猫たちが、人間より「家」を大切にしたのは、動物として当然だったのではないか。

しかし家族として大事に扱われている猫達は「家」より「人」につく。愛猫は引っ越し先にも必ずつれていってあげてくださいね。

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