虎口/虎口の難

ここう

ここうのなん

【意味】

きわめて危険な場所や状態、きわめて危険な難儀などのたとえ。

【参考文献】

成語林』旺文社、『広辞苑』岩波書店、『大漢語林』大修館書店、『四字熟語の辞典』三省堂、ほか。参考文献の全リストはこちら

【猫的解釈】

キャットフードの袋を食い破る猫
トイレットペーパーにいたずらする猫
トイレットペーパーをボロボロに破る猫

【雑学】

出典

『荘子そうじ』盗跖とうせき

《原文》

疾く走りて虎頭を料(な)で、虎須(こしゅ)を編(あ)み、幾(ほと)んど虎口を免れざらんとせしかな。

《訳》

いきおいよく走って行って、トラの頭をなでさすったり、トラのひげをもてあそんだりして、全く危うくトラに食われてしまうところだった。

※『成語林-故事ことわざ慣用句』旺文社より引用

「虎口」の他の用法

虎口を脱する、虎口を逃れる、虎口を探る、など。

トラの口

トラは力が強く、大の男が13人がかりでも動かせなかったスイギュウをトラが15mも引っ張ったとか、180kgもある牛をくわえたまま、柵を跳び越えて300mも運んだなどの話がある。
(「野生ネコの百科」8p~)

トラには人間のような手はないから、いずれも口にくわえて運んだわけで、それを考えれば恐ろしいほどの顎の力だ。

トラ成獣の歯式は、「上顎片側の歯数/下顎片側の歯数」という表記の仕方で 

  • 門歯(切歯・前歯。記号I) 3/3
  • 犬歯(糸切り歯。記号C) 1/1
  • 前臼歯(前の奥歯。記号P) 3/2
  • 後臼歯(後ろの奥歯。記号M) 1/1
  • 歯の合計は30枚。

猫の歯と同じ構造である。

ちなみに、人間(成人)は、

  • 門歯2/2
  • 犬歯1/1
  • 前臼歯2/2
  • 後臼歯3/3

で、 歯の合計は32枚。

【参考文献】

猫の口は本当に難儀

猫に多い病気で、口内炎や歯肉炎がある。 これが実に治りにくく、厄介。

猫白血病ウィルス感染症(FeLV)や猫免疫不全ウィルス感染症(FIV、通称猫エイズ)に罹患した猫によく見られるが、それらの病気を持っていなくても口内炎や歯肉炎にかかる猫は非常に多い。

インターフェロンを毎日与えたり、ステロイドで炎症を抑えたりの対処療法しか無く、猫も人間も苦しむことになる。

歯肉炎を防ぐには定期的な歯磨きが有効とされる。 が、現実問題として、猫で毎日、 歯磨きさせてくれる子はあまりいない。

これから子猫を飼う人は、できれば幼少のうちに歯磨きの習慣をつけられるよう、ぜひ努力してほしい。

猫

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