竜虎の勢い
りゅうこのいきおい
【意味】
竜や虎のように、勢いがすさまじい様。
【参考文献】
『成語林』旺文社、『広辞苑』岩波書店、『大漢語林』大修館書店、『四字熟語の辞典』三省堂、ほか。参考文献の全リストはこちら
【猫的解釈】
今は、猫の方が勢い盛んニャ!今は猫の時代ニャ!

【雑学】
恐竜の勢い
竜と言えば、まず連想するのが恐竜。
恐竜は絶滅したのだから不完全な種だったとか、人類を含む現生種の方が生物学的に勝れている、という評は、正しくないと思う。
恐竜たちは、1億6000万年以上もの長きにわたって地上を支配した。 ニワトリサイズの小さなものから、全長30mを越える巨大な竜脚類まで。
そして、その恐竜たちから派生した一派が進化して現在の鳥類となった。 とすれば、恐竜は絶滅したのではない、まだ恐竜の時代が続いているのだ。

虎と剣歯虎
一時期、大変な勢力を持っていた剣歯虎たち、 別名サーベルタイガー(正しい英名は Saber-toothed Tiger)。
剣歯虎は、現生のトラたちの直接の祖先ではない。 スミロドンに代表されるマカイロドゥス亜科はすでに絶滅した。
スミロドンたちにかわって勢いを得たのが現在のトラやライオン、ヒョウたち・・・だったはずだけれど、彼らも人間に追われて数を激減させてしまっている。
ネコ科動物の中で、今現在、もっとも数が多く最も勢いがあるのは、他ならぬイエネコ Felis catus種である。 日本列島だけで1300万頭を越える猫たちが暮らし、その多くはダンナより優遇されている(^_^)。
竜はもとより架空の動物だし、虎も風前の灯火状態。 今や「竜虎の勢い」ではなく「飼い猫の勢い」と言い換えるべき!?